
資格勉強をしたいのですが、なかなか時間が取れないんです。仕事も忙しすぎて…。

社会人になってからだと、時間の確保は難しいよね。

そうなんです。みなさんどうやってるんですか?

時間は”作るもの”。そして作り方にはコツがあるんだ!
今回は忙しい人向けに、具体的な”時間の作り方のコツ”を紹介するよ。
資格を取ろうと思っても、仕事・家事・プライベートで毎日があっという間に終わってしまい、「勉強時間が確保できない…」と悩む人は多いもの。
しかし、時間は「ある・ない」ではなく、作るもの。
少しの工夫を積み重ねるだけで、毎日30分〜1時間の勉強時間を確保することは十分可能です。
この記事では、忙しい社会人でも実践しやすい「資格勉強の時間を捻出するコツ」をまとめました。
コツ①:余計なタスクを減らす
コツ②:朝の時間をうまく活用する
コツ③:スキマ時間を活用する

実際に私自身がやっている方法を紹介するよ!

いきなり勉強をはじめても長続きしないことがほとんどです。試験日までに使う時間を習慣化する計画を立てましょう。

何事にも計画は大切です!
資格試験には、ある程度の平均的な勉強時間があります。
- ITパスポート:40〜60時間
- 簿記3級:100時間
- FP3級:50〜70時間
- TOEIC:+100点=約100時間が目安
もちろん個人差や今までの経験値にもよるので、まずはこの”相場”を知ることで、自分の勉強ペースの基準を持つことができます。
必要時間が分かったら、それをそのまま時間予算=合格までに使う総勉強時間として設定します。
時間予算を立てたら、次は逆算です。
例:
簿記3級 → 100時間
試験日まで → 90日(約3か月)
100時間 ÷ 90日 = 1日あたり約1.1時間
つまり、「1日1時間」「週で8時間」などがクリアすべき最低ラインになります。
このように、1日の必要時間が“数字で見える”と、勉強が驚くほど続きやすくなります。

なるほど。たしかにどれくらい頑張ればいいのかの目標が明確になりました!

いいね。ではその目標を達成が今の自分に現実的なのかを見てみよう。
最初にやることはとても簡単です。
- 月〜日の1週間を表にして
- 15〜30分単位で、実際にやっていることを書き出す
ポイントは、良い・悪いを判断しないこと。
そのままの生活を可視化することが目的です。
書き出し例:
- 18:00 電車
- 19:00 帰宅
- 19:30 夕食
- 20:00 SNSを見る
- 20:30 入浴
- 21:00 家事
- 22:00 TV
- 23:30 寝る前のストレッチ
- 24:00 就寝
こうして棚卸ししてみると、意外と「ここ、短縮できるかも」「この時間に勉強できる」という発見が必ずあります。
書き出した内容を見返したら、次は分類です。
1日・1週間の時間の使い方をよく観察してみると、本当に“削れない予定”はそこまで多くありません。
むしろ、時間が見えない原因は、固定の予定と流動的な時間がごちゃまぜになっていることにあります。
自分の時間の性質を知るために、固定の予定と流動的な時間を区別してみましょう。
固定の予定
「固定の予定」は、自分の意思で動かしづらい“決まっている予定”です。
例:
- 仕事・授業
- 残業や会議(ある程度予測できるもの)
- 家事(食事・洗濯・掃除などの必須タスク)
- 子どもの送迎
- 定例の習い事や通院
これらは大きく動かせないため、無理に削るのではなく“前提”として扱います。
流動的な時間
逆に、「流動的な時間」は、自分の選択次第で増減する“ゆらぎのある時間”です。
例:
- スマホ・SNS・ネットサーフィン
- YouTube・テレビなどの娯楽
- なんとなくの休憩
- 予定のない移動時間・待ち時間
- 早く目が覚めた朝の時間
- 寝る前のダラダラ時間
ロスが発生しているのは固定の予定ではなく、流動的な時間ということがわかりますね。
流動的な時間は、あなたの行動の選択で変えられる“伸びしろ”です。
これらは、気づかなければ“消えていく時間”ですが、可視化すれば勉強に変換できる宝の時間になります。
準備①〜③をすることによって、目指す資格の合格までに確保すべき時間が今の生活で実現可能かを確認することができます。
もちろん、今の生活のままで勉強時間を確保できそうな場合はそのまま勉強を進めて問題ないです。ですが、忙しい人にとってはほとんどのケースで、時間がない・現実的でないと思ってしまうことでしょう。
そこで、次に紹介する3つのコツで時間を作ります。

準備ができました!次は”時間を作る”ための具体的なコツについて紹介します。

資格勉強を始めるとき、多くの人が「何をやるか」ばかりに目を向けがちです。
しかし、実はそれと同じくらい重要なのが、「何をやらないかを決めること」です。
1日は24時間しかありません。新しい習慣(=勉強)を追加するには、何かを減らしたり、手放したりする必要があります。
そこで役立つのが、“やらないことリスト”の作成。これは、あなたの時間を守り、勉強に集中するための強力なツールになります。
- 家の中ではSNSを見ない
- テレビ・YouTubeの惰性視聴をカット
- 毎日やらなくても良い家事は「まとめてやる時間」を決める
- 惰性の飲み会は断る
大切なのは、「完全にやめる」ではなく“量を減らす”という柔軟な姿勢です。
- SNSは帰宅後の15分だけに制限
- YouTubeは1日1本まで
- 土日は趣味に使うけど、平日は控えめ
など、あなたにとって無理のないレベルで設定しましょう。リストの数も多くするとストレスになるので、5つ程度でOKです。
無理な制限は長続きしません。ゆるく減らしていくことが、勉強継続のカギです。
“やらないこと”を可視化するだけで、毎日30〜60分の勉強時間を捻出できるケースも珍しくありません。

1日の行動から“低優先度の習慣”を削れば、自然と1時間以上浮いてきます。

勉強や自己投資を続けるうえで、「朝の時間をどう使うか」は、成功の分かれ目になります。
また、夜は疲れて集中できないかったり、飲み会などで予定が崩れることも多いもの。
一方で朝の時間は生活の影響を受けにくく、習慣化しやすいのが最大のメリットです。
この時間を味方につけるだけで、勉強の質も量も大きく変わります。
やらないことリストと合わせて、「朝勉強が終わるまでスマホ封印」というルールを作るのもおすすめです。
- 朝活でやることを前日に決めておく
- 朝の最初の1アクションとして勉強に取り組む
- 30分〜45分の集中をする
- 朝活が終わるまではスマホ封印
最初から毎日1時間は難しいので、まずは「週2~3回だけ、15〜20分」からでOK。
成功体験が積み重なるほど、朝時間に対する苦手意識がなくなり、自然と取り組めるようになります。

最初は5〜10分からでも十分。
一度リズムができると、毎日勉強することが当たり前になります。

勉強時間が確保できない理由の多くは、“まとまった時間が取れない”ことにあります。
しかし実は、資格の合否を左右するのは、”1時間の大きな時間ではなく、1日の中に散らばっている“細かいスキマ時間”です。15分、10分、5分——この短い時間を積み上げるだけで、1日30〜60分、1週間で3〜5時間の勉強時間が生まれます。
スキマ時間は、忙しい人にとって最大の味方です。
- 朝起きた直後の時間
- 通勤時間
- 食後の一息時間
- お風呂にゆっくりと浸かっている時間
- 寝る前の時間
1日の中にたくさん存在している、この見落とされがちな時間こそ、資格勉強の強力なブースターになります。
また、スキマ時間には「軽い勉強」が最適です。
- 暗記系(用語チェック、一問一答、過去問アプリ)
- 読むだけ系(テキストの要点読み、まとめノートの復習、動画確認)
- リスニング系

“小さな積み重ね”が継続のコツです。
資格勉強は、特別な時間がなくても、
日常を少し見直すだけで必ず時間を生み出すことができます。
- 余計なタスクを減らす(やらないことリスト)
- 朝の時間をうまく活用する
- 「スキマ時間」を徹底的に活用する
このサイクルを回せば、忙しい社会人でも合格は十分可能です。
自分のルーティンを作って、キャリアの武器になる資格を、ぜひ着実に手に入れましょう。

忙しいからできない、ではなく、時間を作る努力が必要ということがわかりました。

ですね。自分のルーティンを作って、勉強の習慣化をできるようにしましょう!
以上です!
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